タイトルにもある通り、最近生徒さんからお預かりした楽器をオーバーホールしております。
→勿論、私が修理しているという意味です。
基本的にオーバーホールというものは、楽器屋さんやメーカーへ出すと時間がかかるものなのですが、私が学生の頃にフルートメーカーへオーバーホールをお願いした時は、3カ月位(それ以上かも!?)楽器が返却されなかった覚えがあります。いつも使用しているメインの楽器が使えない期間は、それはそれは不安だった記憶があります。今は自分で修理しますので、むかしむかしのお話です。
※一応誤解のないように。
理由は尋ねませんでしたが、オーバーホールに3カ月以上かかることは稀だと思います。
通常のオーバーホールは、お店の混み具合にもよるかもしれませんが1カ月位で対応可能なものです。
写真はオーバーホール前の写真。
オーバーホール後は、管体が酸化してしまった部分もピカピカになります。
キレイになっていく様は修理していても、とても気持ちが良いものです。
わざと黒い部分を残したい方もいらっしゃるので、御希望に合わせて対応しております。
修理の御依頼などは、当HPのお問い合わせフォームまたは笛工房アイハラまでお問い合わせください。
追記:
写真を見るとリングにブッシュがハマっております。
たまに【リングの穴は塞いだら音程が低くなるから塞いではいけない!】という方をおみかけしますが、
塞いでも大丈夫ですよー。指の矯正や特殊奏法の時は外さなきゃダメですがねー。
何となくイメージ的に音程が低くなりそうという気持ちは分からなくもないですが、塞いだら管内の体積は減りますので、もし音程に影響が出るのだとしたら、今までよりも音程は高くなるはずですよね。
※そもそも歌口からトーンホールまでの距離が変わる訳ではないので、変化するのだとすれば音程への影響というよりかは音色が変わるという言い方が良いかも知れませんね。ただ実際には様々なことを混同して考えてしまうくらい差が分からないということなので、塞いでも特に問題ないと考えて大丈夫でしょう。
考えれば考えるほど、フルートは面白いですなー。
Kaori Nakajima